Fantastic OT9

奥田民生 Fantastic OT9歌詞
1.イナビカリ

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

イナズマだ モーレツなスピードでジグザグに駆け抜けた
イナズマだ 一瞬のまばたきの間にもう見えなくなった

光速だ 倍速だ

イナズマだ わずかな隙間を一振りで切り裂いた
イナズマだ グルグルのルーレットの回転も止まって見えた

全開だ 全開だ 山もビルも超えていけ
最高速だ 3倍速だ 空と海を飛び越えて行け

全開だ 全開だ 風も雨も超えていけ
超音速だ 8倍速だ

青い空を 青い海を 空と海を飛び越えて叫ぼう


2.スルドクサイナラ

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

もう何回目 しょうがないね
ひとまずここで 最終回で

そうしよう そういうことにしよう

遠慮しないで 言いたい放題で
せっかくの機会で 送別会で

最後の 会話をしよう

なんにもないなら さいなら さいなら さいなら

また会う日まで どうか忘れないで

このまま無情に 時間がたってったらなんですから

めんどくさいなら さいなら スルドクさいなら さいなら

また会う日まで 体に気をつけて

延々無情な 時間をひっぱったらヘンですから

また会う日まで どうか忘れないで

このまま無情に 時間がたってったらなんですから


3.フロンティアのパイオニア

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

雨の日が続いたその後は いろいろ流れて大抵 毎回 晴れの日

急いでいたって ウカツでいたって

雨の日もとか風の日もとか いちいち言わない大抵 全部 ただの日

叫んでいたって つないでいたって

ぼんやりわかっているのさ 知らない所を走ってばっかり

問題ないぜ 問題ないぜ 遥かに遠くへ 走る 走る

想像通りで 見当違いで 前人未到へ 走る 走る ひとり ひとり ひとり

朝が夜になって 辺りは星になった

気になるときには夜空を仰いで

雨が星になって 傘が無駄になった

それでも朝にはまた太陽の光で みちしるべになった

問題ないぜ 問題ないぜ 遥かに遠くへ 走る 走る

想像通りで 見当違いで 前人未到へ 走る 走る ひとり ひとり

走る 走る ひとり ひとり

走る 走る ひとり ひとり ひとり


4.愛のボート

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

毎日 愛のボートで 毎日 夢のボートで
僕が作ったボートで 君の描いたボートで

海の上を 海の上を 毎日こいで こいで行く

エンジンなしのボートで その分だけスマートで
僕が作ったボートで 君の描いたボートで

海の上を 海の上を 毎日こいで こいで行く
僕の腕や 君の胸は 少しずつ膨らむ

海の上 海の上 そう海の上 海の上

昼休みの僕らの上 鉛色した何か飛んでいった

古い型のボートで 改良ずみのボートで
気抜くと沈みそうで 愛着も相当で

毎日 愛のボートで 毎日 夢のボートで
僕の作ったボートで 君の描いたボートで

海の上を 海の上を 毎日こいで こいで行く
僕の夢や 君の夢は 果てしなく膨らむ

海の上 海の上 そうさ海の上 これからどこへ行こう


5.いつもそう

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

いっそもう 言ってみよう いつ行こう いつ言おう

考えて 考えて 想像ばかり そうしてばかり

いっそもう 行って見よう いつ泣こう いつ交わそう

組み立てて 組み変えて あふれんばかり そんなんばかり

ながめるだけ そう ただ ながめるだけ

いつもそう いつでもそう

考えて 考えて はちきれんばかり そうしてばかり

ながめるだけ ながめるだけで

ながめるだけ そう ただ ながめるだけ

いつ行こう いつ見よう

いつか行こう いつか見よう


6.アドレナリン

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

闇の夜にひっそり 息をとめてみたり

胸元にドッキリ あたふたしてみたり

闇の夜はすっかり 二人のものになり

君の手をしっかり 逃げないようにしたり

アドレナリン 愛の高鳴り 波になり 白い肌をゆらす
アドレナリン 愛のかたまり 石になり ただ二人 水の中に

アドレナリン 愛の高鳴り 棒になり 甘い鐘を鳴らす
アドレナリン 愛のかたまり 泡になり ただ二人 水の中に

闇の夜にひっそり 闇の夜にすっきり


7.3人はもりあがる(JとGとA)

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

ほうら JとGとAは 毎日いっしょで
ベンチシートに並んでかよう
JとAがもめたら Gがすぐあいだに
JとAのいい分を聞く
123 123 オー3人はすばらしい
いつだって 3人はもりあがる
GとAがWで デートのやくそく
Jはバイトであせを流す
JとGとAはたまに Hのお話
SとMと愛のゆくえ
123 123 4や5はいらない
どこだって3人なら すぐもりあがる
もりあがるのさ うまくいくのさ もりあがる

123 123 じゃんけんは常にあいこ
123 123 オー3人はすばらしい
ウノドストレスウノドストレス くんずほぐれつ
123 死ぬまでもりあがる


8.カイモクブギー

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

夜に昼にとすごしてろ 何がおきてもおどろかないように
あたりまえみたいな顔してろ でないと今をのりきれないぞ
トウモロー またトウモロー あすへの選択

いまや何もかんもゼッするぜ まさにこれ小説よりキナリ
あたりまえみたいな顔してるが どんな奴らもゼッしてるぜ

ドライバー メイヤー アルバイター学生

無茶だけれども 君と僕のフリーダム
謎だけれども 舞い踊る
カイモクブギー カイモクブギー

さらにさらにワをかけてるぜ いくら何でもドがすぎるぜ
あたりまえみたいな顔してないと あたりまえみたいな顔を忘れるぞ
マンデー フライデー サンデー さんさん

無茶だけれども それはそれでフリーダム
酷だけれども 舞い踊る
灰だらけでも 猫はそれがフリーダム
謎だらけでも 舞い踊る
ほらカイモクブギー カイモクブギー
皆目ブギー 皆目ブギー


9.ちばしって

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

血走って いまにみてろって
いましめて あれこれためすがんばり屋

つまずいて ふまれいなないて
身をもって みずからしめす現実派

血走って やっとかないと 神様のほうびはもらえない

今日もまた迷路に急いで がんばり屋は旅路を急いで
いつかは至福の瞬間が くるだろう か

血走って よく見てないと 神々のほうびに気付かない

今日も節操なく急いで 科学の裏付けなく急いで

何かおこしそうないきおいで 何か倒しそうないきおいで

行く先先律儀に急いで 先先 パフォーマンスいかんで

ついにのりこえられそうで そこにやっぱしアクマがひそんで

今日もまた迷路に急いで 現実派は旅路を急いで

そして至福の瞬間は いまだにない


10.今から海を

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

今から海を めざして歩いて 海岸沿いまでおりていって
海岸ぞいを ながめて歩いて 貝殻骨をさがしあつめて
貝殻骨を 小さな箱に入れ 小さな箱を鳴らしてうたって
時々空を ながめて休んで それから海をさがし歩いて
だれもいないひとり 太陽の下
時間はゆっくり ひとりゆっくり
海を歩いて さがして歩いて

誰も見ないひとり 太陽は知ってる
ゆっくりゆっくり ひとりゆっくり

今から海を 背にして君を めざして また歩いて
今からこれを 小さな箱を 抱えて 届けに行け
届けに行け 会いに行け すぐ会いに行け


11.鈴の雨

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

雨のせいで 駅の前で 足を止め 時をやめ

みんな決まって 荷物を持って 前を向いて ただながめ

鈴の雨 音の雨 このままたぶんまだまだ止まない

雨のせいで 僕等の声が まわりには 聞こえまい

何を泣いて 何を笑って 与えても 伝えても

洗う雨 埋める雨 このままずっとまだまだ止むな

もっと降れ 夢の雨 最後はぬれて行こう

雨のせいで ゆれる想いで 足を止め 時をやめ

雨のせいで めぐる思い出 前を向いて荷物を持って

鈴の雨 音の雨 僕等の雨 夢の雨

洗う雨 荒れる雨 雨の影 雨のおかげ


12.なんでもっと

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

なんでこうもっといろいろ すんなりサラっとできない
首から上の予想を 首から下はうらぎる
体の力を抜いて 楽にやれとおそわった
体の力を抜いたら 手からポロリとこぼれる
なんでもっと なんでもっと なんでもっと

なんでももっとバラ色の 愛とユーモアにあふれた
首から上の理想で 首から下にとどける
なんでもっと なんかもっと ちょうどもっと
なのにもっと だからもっと 愛をもっと

愛とはゆがみのつえ すべてのバランス
窓辺のいすで一人つぶやいた
特別君にとどいていようがとどいていまいが

なんでもっと なんでもっと もっともっと
ならばもっと かなりもっと 愛をもっと

愛とはゆがみのつえ すべてのバランス
あとは瞳を閉じ 最後にはバラ色
嵐の夜に一人つぶやいた

もともと君が分かっていようが気にしていまいが

なんでこうもっといろいろ なんでももっとバラ色


13.無限の風

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

強い風 止まない風 小石を 転がす風
大地に 一人の影 遠くを 眺める影

白い羽根 背中に羽根 嵐を 巻き起こす羽根
あいつは 無限の風 雲を 蹴散らす風

瞳はギラギラ 身体はザラザラ
太陽の下で 光の中で

荒野の上に立って 砂漠の上に立って
花のように咲いて ダイヤのように輝いて
荒野の風になって 砂漠の風になって
確かに土を蹴って どこまでも飛ぶのさ
あいつは風 口笛を吹きながら

強い風 止まない風 白い羽根 折れない羽根
追い風 無限の風 大陸を 動かす風

頭はグラグラ 陽炎ユラユラ
太陽の下で 光の中で

荒野の上に立って 砂漠の上に立って
花のように開いて ダイヤのように瞬いて
荒野の風になって 砂漠の風になって
遥かに手を伸ばして 空に叫ぶのさ

あいつは風 あいつが風 リズムをとりながら 太陽を背負って


14.明日はどうだ

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

電線の上 ビルディングの上 月が落ちてきそうだ
暗闇の色 カラフルな光 深い深いスカイだ
愛を夢を丸いまんまで ゆらゆら転がした

電柱の下 アーケードの下 叫んでしまいそうだ
揺るぎない闇 ほろ苦い光 すばらしいこの世界だ

愛を夢を胸に抱いといて 歌いながらずんずん進む
左か右かは何ひとつしらん そういう明日はどうだ

愛を夢を胸に置いといて 歌いながらぐんぐん進む
左も右でも同じかもしれん 愛をも夢をも超えるかもしれん
そういう明日はどうだ そういう明日はどうだ お前の明日はどうだ